(11)レヴィ4日目〜ロバニエミへ
ガラスイグルーの朝食はルームサービス。
ハム、チーズ、野菜、パンとスクランブルエッグ、ベーコン、豆の煮込み、ナッツ。
オレンジジュースにコーヒーとミルクのポット。
まあ普通においしかったです。
チェックアウトしてバスでロバニエミに2時間半と思っていたのですが、迎えに来たのはなんと自家用車〜普通のツーリングワゴン。私たち2人だけだったからかな?
ちなみにフィンランドの人は時間に正確らしい。送迎のお迎えなど必ず早く来ている。
今日も10時半チェックアウト予定で10時ちょっとにチェックアウトしたらもう迎えに来ていました。
雪道を結構飛ばします。街中はゆっくり走ってましたが、郊外に出ると時速110kmくらいで結構怖い。こっちの人は雪道に慣れているんでしょうね。自転車とかも結構飛ばしてますから。運転手さんはツアー会社とかの送迎専門の人なんですかね。バスなんかとすれ違うたびに手を上げて挨拶してました。
あと運転中の携帯電話はいいんですかね。運転手のおじさんはずっと携帯でしゃべってました。もちろん内容はわかりませんが。
バスだと2時間半予定が2時間で到着。おかげで昼には着きました。
途中いくつかの街(集落?)を通り過ぎて来ましたが、やっぱりあるのはKスーパーとSスーパー。
2時間でロバニエミ、スカンディックホテルに到着。
まだお昼だが運がいいことにチェックインして部屋に入れました。
写真右はホテルの通路にあったゴミ箱。ゴミ箱までおしゃれなんですね、この国は。
さっそく街の散策へ。
(写真左)ホテルのお向かい、ヨーロッパ最北のマクドナルド。関東では「マック」関西では「マクド」。こっちの人はなんていうのだろう?
(写真中)こちらもホテルのお向かいのショッピングモール。見た目に反して中はすごく広くて複雑。迷子になれそう。
この中にもやはりKスーパーとSスーパーが入ってました。
(写真右)街中のショッピングモール。ここにもマリメッコはじめおしゃれなお店がいっぱい。
(写真左)ショッピングモールのホームセンターで。雪かき道具。スコップとかもかっこいい。必要ないし持って帰れないし家には置くところもないけれど。
(写真右)日本はコロナ騒動でみんなマスク。フィンランドではマスクをしている人は誰もいない。でもこんな張り紙が。
(写真左)こういうのはどこにでもあるが、なぜか商店街に。
(写真中)街にいきなりトナカイ!と思ったら剥製。ちなみに夜は片付けられていました。
(写真右)有名なラップランド料理のお店、ニリ。お昼はここで食べることに。
店の中はやはり薄暗い。案内された席の妻の頭の上にはクマ!おかげで何人か私たちの席に写真を撮りに来ました。
(写真右)そしてお馴染みのブルーベリージュース、ここはデカンタで。やはりおいしかった。
オードブル盛り合わせ。結構なボリュームで食べ応えあり。
トナカイの肉が3種類、ローストと焼いたのとなんだっけかな?とにかくどれもおいしい。
他にサーモン、イワシ、チーズなど。
(写真左)サーモンのソテー。この辺のサーモンはどれも肉厚、ジューシー。味付けも日本人好み。
(写真中)定番のトナカイ肉がマッシュポテトに乗っていてベリーソースがかかっているやつ。日本でいう牛丼?
食べる前は「え〜、ベリーソース?」なんて思ってましたが、意外に合う。ただ肉はオードブルのローストの方がおいしかったなあ。
(写真左)昨日の料理にも付いていたのですが、謎の細い野菜。昨日は見た目からネギかな〜と思ったのですが味が違う。なんだろうと思っていたのですが、今日食べてキュウリであることがわかりました・・・
(10)レヴィ3日目〜満天の星とオーロラ
ついに来ました❗️頭上にフワ〜っと薄緑色の影が・・・
外に出て娘から借りたカメラを三脚にセットして
どんどん変わっていく・・・シャッタースピードを15〜20秒に設定したのですが、その15秒くらいの間にどんどん景色が変わっていきます。
そしてどんどん濃く・・・
いやもう言葉にできません。
気温も–1℃と寒くなく、ただただ見とれているうちに時間が過ぎていきました・・・妻と「雪の華」のような熱い抱擁をかわす余裕もありませんでした(笑)
イグルーから出たり入ったり。一晩見てても飽きません。
北斗七星と北極星。昔教わったけれど、自分で見てわかったことはありませんでした。
オーロラの向こうに北斗七星。素敵ですよね。
明日は寝不足必至です
(9)レヴィ3日目〜カフェとガラスイグルー・・・そしてついに
スキーを終えてまた街歩き・・・今日はガラスイグルーでディナーなので昼食は摂らずカフェとお土産の物色。
サーモンのクリームスープが美味しいと教わったカフェに行ってみたが、残念ながらサーモンスープは売り切れ。
写真左はフィンランドでよく見かけたクリームパン。セムラっていう名前らしいです。
ほんとどこのカフェでも見かけましたが、これがおいしい!パンと生クリーム、中にはベリージャム。あまり甘くなくて、何か所かで食べましたがどこもおいしかったです。
スーパーでも売ってました。
右は普通のザッハトルテ。
Hさんに勧められたワイナリーに行ってみる。
私たちは2人とも飲まないので試飲もできませんでしたが。ここではブルーベリーやなんとかベリーのワインが売ってるのですが、なんとガラス瓶ではなくペットボトル❗️
ワインが好きな人へのお土産に最適と思い何本か購入。
そして夕方、ガラスイグルーへ。
今日は今のところ晴れていてオーロラ期待!風よふくな〜
ガラスイグルー外観。
(写真右)ドローン禁止の看板が。
室内は真ん中にダブルベッド、あんまり大きくない。
2人で寝たら落ちるんじゃないかと心配。
(写真右)ウェルカムドリンクのシャンパンとサービスのミニククサ。
ククサっていうのは木で作ったカップ。ご当地の名物でどこのお土産物屋さんにも売っている。
名前を入れるサービスがあったり。一個50€以上と結構高価。
実はmade in Chinaのものもあり、そちらは10€くらいと全く値段が違う。
ガラスイグルーの管理棟〜レストラン
メニュー。
メインは鱈のソテー(トナカイとどちらか選べたが2人とも鱈)。日本人の味覚に全く違和感なく美味しかったです。
夕食時間は18時30分か20時。
私たちは早い時間で食べましたが、終わりの方ではオーロラが気になってソワソワ・・・
周りの人たちもみな、窓の外が気になっているようでした。
結局食事が終わって外に出てもオーロラは出てませんでしたが、ディナーは絶対早い時間の方がいいです。
空は晴れていて星が出ています。風よふくな〜❗️
(8)レヴィ3日目〜その1 念願のスキー
今日も晴れ。
ここのリフト券は1日券か3時間券。3時間だと昼食休憩とらずに滑る感じかなあと思い、今日もガッツリ朝食。
自動レンタル申込機で、Hさんに教わった通りに受け付け。意外に簡単でした。
履き替えた靴は(人によっては荷物も)無造作に椅子の下に〜日本ではちょっと考えられないなあ・・・一応3ユーロ出してロッカーを借りました。ロッカーはコインロッカーでなく鍵式。しかもゴツい。
このスキー場、リフトは20本以上あるらしいのだが、チェアリフト(椅子のついている、日本人が考える普通のリフト)は2基のみ。
あとは写真右のようなJバーリフトまたはTバーリフト(2人でも乗れる)。
日本でも昔はあったけど・・・安比高原には1Km以上の長いJバーやTバーがありましたけど、今はどうなんだろう?
とりあえずスキー場入口からの高速チェアリフト、なんと6人乗り!日本で6人乗りは見たことないなあ。
高速リフトを降りたあとはTバーを乗り継いで山頂(というかスキー場のトップ)へ、標高300m 台と実はすごく低い。標高は低いけど緯度が高いから(なんたって北極圏)雪質は抜群のパウダースノー。
晴れた日のスキーって日本でもとっても気持ちいいけど、フィンランドでもやっぱり気持ちいい❗️
なんか青空が日本の空と違う感じがしました・・・なんだろう?深いのかな?
空気が澄んでいるからですかね?
ゲレンデは日本と同様、よく圧雪されていて滑りやすい。同じように未圧雪の上級コースもありましたが、万一の怪我などを考えて平和なスキーに徹しました。
それにしても上級コースの急斜面にもTバーリフトがかかっているのがすごい!
レヴィの山頂(スキー場のトップ)。現在0℃、全然寒くない。
小屋があり中はカフェ。
ホットチョコレートがおいしい。
3時間でしたが大変満足のスキーでした❗️
(7)フィンランド式サウナ
フィンランドはサウナの発祥地。
学生時代(30年以上前)新宿に「フィンランド」という名のサウナがあってよく行っていたので、フィンランドとサウナは容易に結びついた。
各ホテルにサウナがありましたが、だいたい営業時間が夕方〜夜21時とか22時、それと朝。
ホテルによってタオルは部屋のを持って行ったり備え付けだったり。だいたい飲料水のサーバーがありました。
夜は食事や観光などで時間が合わないこともあり、滞在中一度だけ。朝はほぼ毎朝行きました。
写真はパノラマホテルのサウナ。真ん中にある熱した石に桶に汲んだ水をかけながら入る。水をかけると一気にジュワ〜って蒸気が出て暑くなる。気持ちいい。
朝は貸し切り状態。他のホテルでも朝入っている人はいなかった・・・こっちでは朝入る習慣はないんですかね?日本の温泉だと朝風呂は人気ですけどね。
夜入った時に、もう1人入っていたお兄さんから「サウナにかける水に薬を入れていいか?その方が気持ちいいんだ」と言われ(たぶんそんな意味だろう)、薬を入れてジュワ〜!
麻薬かなにかだったらどうしようとちょっと心配だったが、いい匂いがしたのと後から入ってきた人も気にしてなかったみたいだったので、アロマのようなものなのかなあと・・・アロマなんて使ったことありませんが。
ちなみにこの水をかける柄杓、お土産屋さんやホームセンターで結構売ってました。
妻はこれを気に入って植木の水撒きのために買って帰りました。帰ってから桶も買えばよかったなあって言ってました。
(6)レヴィ2日目〜その3 キングクラブハウス、荷物到着、キートス号
お腹空いたところでレヴィの街へ。
午前中の案内でそそられたキングクラブハウスというカニ屋さんに入ってみる。
ここもやはり暗い。
(写真左)ここでもやっぱりブルーベリージュース。どこで飲んでもうまい(場所によって濃さは違うんですが)。
(写真中)本日のランチ・・・サーモンのクリームスープ、パスタ。
このクリームスープは絶品。日本人なら絶対気にいると思います。
(写真右)この店のメインはカニ。これも美味しかった。
その後再びレヴィの街を散策・・・主にお土産の物色。
ご覧の通りいい天気〜スキーしたかったなあ・・・
今夜の予報は曇り・・・風が強く雲の流れが速いのは気になるが、オーロラに期待がかかる❗️
今日はほぼ確信犯的に昼食ガッツリ食べて、キートス号までに夕食は無理そう。ということでスーパーで軽食(というかほとんどお菓子)買ってホテルに・・・
スーツケースが到着していた❗️
これでとりあえずの不安は払拭。
暖かくて動きやすい格好とスノーシューズ、娘から借りてきた一眼レフカメラを持っていざ、キートス号へ‼️
ちなみにフィンランドで一番現地の人から聞いた言葉が「キートス」、日本語で「ありがとう」
飲食店や店などで「Thank you!」というと必ず「キートス!」と帰ってくる。響きのいい言葉です。
夜はあいにくの曇り空。
キートス号のガイドはかなりご年配のKさん。奥さんはフィンランド人だそうです。いろいろなポイントに連れて行っていただきましたが、残念ながらオーロラは見れず。
移動のバスの中でいろいろな話を聞いてとても面白かったです。
特に映画「雪の華」の話。
あの映画、レヴィで撮影されたにもかかわらず、レヴィの魅力がまったく見られない。
レヴィはタクシーもない、倒木で道が塞がっているような未開の地のような描写で、あの映画観てレヴィに来たいと思う人はいないんじゃないかと思ってましたが・・・実はたくさんさつえいされたけれどカットされたみたいですね。
現地での上映会では、軽装で雪の山に入って行っちゃうところなど大爆笑だったらしいですが、ラストシーンはみんな涙ぐんでいたとのことです。
フィンランド人っていい人たち!
写真は「雪の華」のクライマックスでオーロラを観た場所、凍った湖(川だっけ?)の上です。
映画では映画ではミステリーサークルみたいに電飾(蝋燭?)で飾られていて、オーロラ鑑賞用に飾られているのかと思っていたら、実際は真暗でした。あれは映画用だったみたいです。
建物から右に降りていく坂が、登坂くんが降りていった坂です。私も実際に降りてみました。
曇り空は晴れず、オーロラは見えません。Kさんも最後はオーロラを諦めたようで、「オーロラでなく夜景を観に行きましょう」とパノラマホテルへ。最後は夜景を観て終わりました。
ちなみにオーロラのように見えても写真に撮ると白く映るのは雲。
Kさんもオーロラを探すのに撮影しながら「あれは違いますね」とか言ってたので、専門家でも肉眼での判断は難しいみたいです。
ホテルに戻った後も寒くなかったので夜中まで外に出たりしてましたが、結局オーロラは見えず、残念。
(5)レヴィ2日目〜その2 レヴィの街、トナカイ
朝食後10時にロビー集合。
Hさんとお客さんもう1組・・・お母さんとお嬢さん
ちなみにフィンランドの日本人旅行客は私たちのような夫婦か新婚旅行、女性グループ、それと卒業旅行シーズンなので学生さんのグループ(ほとんど女子旅行、ごくまれに男子グループ)。非常に女子率が高い。
これについては後日マリメッコ本社で痛感する。
そのままゴンドラで街へ。
(写真左)ホテルの外観(ゲレンデ側から)
(写真右)麓から見上げたホテル
街の様子やスキー場の規模も違うが、丘の上にある感じは我が家がよく行く万座プリンスホテルを彷彿とさせる。
レヴィの街歩き。
お土産屋さんや飲食店、カフェ、旅行会社など多数。
(写真右)街中を圧雪車が通るが横幅が広くて道一杯。よくこんなところ通るなという印象です。
ゼロポイントでスキーのリフト券の買い方やレンタルスキーのやり方を教わりました。
レンタルスキーはタッチパネル式の自動販売機で必要事項(年齢や性別、体重や靴のサイズなど)を入力し、カード精算した後にレシートをカウンターに持っていく。
最初にHさんが使い方の見本を見せて入力して見せてくれたことで、Hさんの年齢が判明した。ここでは書きません。
お勧めのお店などを教わりつつ昨日のスーパーで解散。
昨日行ったのはKスーパー。
この街にはもう一軒Sスーパーがある。(フィンランドはどの街にもこの2つのスーパーが、しかも割と近いところにあるみたいです)
今日の目当ては下着。
昨日行かなかったSスーパーに行ってみたのですが下着は売っておらず、Kスーパーへ。
下着売り場(といっても横幅80cmくらいの狭いスペース)に行ったら日本人客が3組6人。
皆さん困ってるんですねえ・・・ここのサイズはどうなんだろうってみんなで悩んでましたが、それぞれに買って帰ったようです。
街でお昼を食べてからホテルに戻ろうと思ったのですが、朝のブッフェを食べ過ぎてまだお腹が空かず、一度戻ってサーミ人の資料館に行ってからご飯食べに来ることにした。
(写真左)資料館入口
(中)サーミ人のテント。他にもたくさん展示があった、説明は読めなかったが。
(右)トナカイへの餌やり。トナカイとってもかわいいです。苔のようなものを手のひらに乗せてそれをトナカイ君が食べるのですが、寒い中手のひらを暖かい舌で舐められてちょっと変な感じ。
このトナカイがいるところは資料館の裏口から出て雪道を降りていくのですが、私たちはまだスーツケースに入れたスノーシューズが届いていないため、東京から履いてきた街歩き用の靴で行きました。結構怖かった。
どうも私たちはトナカイについて誤解していたようで、サンタさんのソリを引く大きくて力強い生き物と思っていましたが、意外に小さくてかわいい。大きくても体高80cmくらいみたいです。
トナカイよりも大きいヘラジカっていう鹿がいて、ツノの形も違うんですが、日本の人はトナカイとヘラジカを間違えている人が多いんじゃないかと思います・・・サンタさんのソリの絵を見るとヘラジカになっているのも多いかと。
このイラスト、2点ともヘラジカです。
ツノの形が違うんです。興味ある人は調べてみましょう!
トナカイに餌をあげてようやくお腹が空いた私たちは、ちょっと遅い昼食を摂るために再びゴンドラで山を下りました。
ちなみにレヴィの街中は雪は積もってますが圧雪されていて、普通の靴でも全く問題ありませんでした。地元の人は自転車(マウンテンバイクとかでない普通の自転車)でビュンビュン走っています。