(14)ロバニエミ〜サンタクロースエクスプレス
午後はロバニエミの街の散策。
有名なアアルト建築を見に行ってみる。ロバニエミの街はこじんまりとしていて、歩きで十分。雪道ですが歩き難くはない。
市庁舎、図書館、劇場と3軒並んだアアルト建築。
ロバニエミは第二次大戦で街が全て破壊されたので、どれも戦後の建物。ヨーロッパの他の都市のように中世の古い建築物があるわけではない。戦前から残っているのは3軒だけらしい。
(写真左)図書館の中もお洒落な造り。読書スペースは半地下になっている。
(写真右)表にあったトナカイのオブジェ。
道沿いに公園やサッカー場。
サッカー場はシンプルなスタンド付き。
夜は列車移動。食堂車はあるみたいですが食べられるかどうかわからないため軽食を持ち込むことにして、その前にヨーロッパ最北のマックで腹ごしらえ。
まあ、ほぼ日本と一緒ですがマックのメニューも満足に頼めない自分の英語力に落胆。
次の旅行までに学生時代以来の英語の勉強をせねば・・・
例によって早めに来る迎えの車でロバニエミ駅へ
日本の駅と違って改札はありません。
ホームまで車が行ける感じで普通に線路に列車が停まっています。
私も乗りテツですが職場の仲間にもテツがいるので、鉄道グッズ(できればサンタクロースエクスプレスグッズ)をと思ったのですが、そんなものは全くない。
駅舎内には売店を兼ねたカフェが一軒。食べ物や飲み物、お土産など売ってましたが鉄道グッズはゼロ。
これはヘルシンキ中央駅でも同様でこの国には鉄道グッズという習慣がないのかもしれませんね。
こんな素敵な寝台列車があるのにもったいない。私みたいな客は絶対買うのに。
写真左の左の方にこの列車のロゴマーク?らしきサンタの絵。
周囲にはSANTA CLAUS FINLANDの文字。
だがなぜか他のところには一切このロゴはありませんでした。商魂がないというかアピールする気がないというか。
(写真左)何両編成か数えませんでしたが、かなり長い編成です。
(写真中)牽引は電気機関車1輌。日本のように先頭に車輌マークも行先表示もない。
日本のツアーなどではサンタクロースエクスプレスと言われてますが、実は名前のないただの夜行列車なんですね。
(写真左)私たちの部屋は2階。入り口の横にヘルシンキ行き46号車の案内があります。
車内の階段は狭く、スーツケースを2台上げるのはすごく大変でした。
(写真左)1階のツイン(2段ベッド)
(写真右)2階の私たちのグレードアップ部屋
居住スペースは全く一緒です。私たちの部屋は画面右のベッドの向かい側にトイレ兼洗面所兼シャワー室がついていますが、ご覧のようにスーツケースを通路に2台置いてますので、スーツケース移動しないと入れず結構面倒くさい。
写真が横向きになってしまいましたが。
(写真左)トイレ使用時。鏡と洗面台のついた壁を手前に回すと(写真右)シャワーブースになります。とにかく狭いが列車内なので仕方ない。
以前トワイライトエクスプレスや北斗星のロイヤル(A寝台)に乗ったことがありますが、トイレと洗面台を立てて壁に収納するタイプだったので、違いが面白かったです。
タオル、みず、枕つき。
どれも可愛らしい。
客車(エンジンの付いてない、ただ引っ張ってもらうだけの車輌)ということもあり、全く揺れない。発車したのにも気付かないくらい。乗り心地は終始快適。
(写真左)寝台車通路の折りたたみイスは日本でもお約束。
(写真中)行き先電光掲示板。ちなみにフィンランド国鉄のVRのロゴ、JRに似てますよね。
(写真右)一般車輌、たぶん普通車。
グレードアップ車、たぶん。
(写真左)2人がけ向かい合わせ。
(写真中)1人がけ。いずれもゴミ袋つき。
(写真右)6席のコンパートメントもある。ドアが付いていて個室になります。
1人で貸し切って豪寝している人もいました。
寝台より広々かも。
(写真左)キャリーバッグスペースあり。
ここにスーツケースを置けば2階まで持ち上げなくてよかった?
(写真中・右)最初なんだかわかりませんでした。よくよくみると自転車置き場のようです。
こっちがレストランオーラ全開の標識や広告に従ってレストランカーへ。
レストランカー。営業時間は深夜までと朝4時から。
夜はパスタなどもありますが、朝はブレックファーストのみ。
他にケーキやサンドイッチなどの軽食も。
売店の片側半車輌はカウンター席、反対側はテーブル席。
テーブル席は端に通路があり、テーブルは片側に2列となかなかいいデザインの配置。
それぞれのテーブルにはキャラクターのイラストが。
朝食食べに行きましたが、例によってセムラを。